透明粘着式ブックカバー（たとえば，キハラのＢコート Ｂ５判用30cm幅、50ｍ巻）を使って，即席植物標本づくり
●用意するもの
Ｂ５、Ｂ６くらいに切った画用紙
Ｂコート（画用紙の後ろに折り返すので、Ｂコートは一回り大きく切っておく）
標本ラベル（これで作品が立派になる）
●方法
１ 根を切らないように気をつけて、植物を掘りあげる。
大きいと貼るのがたいへんなので、最初はスズメノカタビラなど、やや小さい植物で練習するとよい。
２ 土をていねいに洗い落とす。
３ 元の形に近いように、ティシューペーパーの上に広げる。上からもう１枚かけ、ていねいに押して水分を吸い取る。
４ Ｂコートの紙をはがし、粘着面を上にして机の上におく。そこに、植物を形を整えながら、そっとのせる。
５ 空いているところにラベルを貼る。貼るときに裏返し（字が下側になる）することに注意。
６ その上に、画用紙を端から順にシワにならにようにのせて、最後に手でこすって貼り付ける。
７ Ｂコートの四隅を切り、折り返す。
８ ひっくり返すと，できあがり！
●きれいに作るコツ
・最大のコツは、４である。
画用紙の上に植物を置き、上からＢコートをかぶせようとすると、静電気で植物が引き寄せられ、形が乱れてしまう。 下側から見ることを想定して、のり面の上に貼り付ける。
・根や茎が長いときは、途中で曲げる。
・重なりすぎる余計な葉は、取ってしまう。
・茎などの太すぎるところは、カッターで けずってしまう。
・中に空気の泡が残ってしまったときには、針で小さな穴を開けて空気を抜く。空気が抜けた穴の後は、目だたない。
・標本ラベルを入れるとグ〜ンとひきたつ。