花粉管の観察

ワークシートの一部から授業のようすを紹介します.


【観察】 花粉管を観察しよう
●用意するもの
 アフリカホウセンカの花,顕微鏡,
 スライドガラスセット,ショ糖(さとう)液8%

●方法
(1)花びらを取っておしべを出し,花粉をスライドガラスにつけます.
(2)その上から,ショ糖液を1滴たらして,カバーガラスをかけます.
(3)顕微鏡で花粉管が伸びるようすを観察します.5〜20分かかります.
   ※スケッチは,1粒の花粉を大きく書くようにしよう.

■生徒の顕微鏡観察より




★アフリカホウセンカなら,数分で発芽する.
花粉管がのびるようすや,中を流れているようすまで分かる.
アフリカホウセンカ(インパチェンス)を購入するときは,八重咲きではなく一重の原種に近いものにする.
八重咲きのは種子ができにくい.花粉の発芽率が低い.

発芽まで時間がかかる花粉は,下記のような方法で観察できる.


【発展研究】 いろいろな植物の花粉管を見てみよう
●用意するもの
 観察の前の日,またはその日の朝,花粉をつけてきてください.
 顕微鏡,スライドガラスセット

●方 法 ※培地は先生が作っておきます.
水1Lに0.1gのホウ酸,0.3gの硝酸カルシウム,0.2gの塩化カリウムを溶かす.→A液
A液89cm3にショ糖10g,寒天1gを加えて溶かし,フィルムケースのふたに流して固める.

★一人一人が持ち帰り,朝,花粉をつけてきます.フィルムケース本体をつけることにより,乾燥を防げます. 

(1)おしべの花粉を寒天につけます.多すぎないように気をつけよう!
(2)顕微鏡で花粉管を観察しよう.友達の違う花粉も見てみよう.


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