メンデルの法則

ワークシートの一部から授業のようすを紹介します.


【実習1】 メンデルの2つ目の実験をやってみよう.
 Aコース くじ引きで,かけ合わせてみよう.
 Bコース サイコロで,かけ合わせてみよう.
 Cコース パソコンで,かけ合わてみよう.


【実習の原理】
 親のからだの細胞の遺伝子が生殖細胞(花粉や胚珠の中の生殖にかかわる細胞)に入るときには,1組の遺伝子が2つに分かれてはいります.Aとaのどちらがはいるか,確率は2分の1です.そこで,Aになるかaになるかをくじ,サイコロ,パソコンのランダム関数で2分の1の確率になるようにして,かけ合わせをしてみようというわけです.
 この実習では,子葉の色(A=黄色が優性,a=緑色が劣性)に注目してモデル実験を行うことにします.パソコンコースでは,種子の形やさやの色を実験できます.


Aコース くじ引きで,かけ合わせてみよう.
●用意するもの
 おしべの花粉用フィルムケース(青色),めしべの卵細胞用フィルムケース(赤色)
 遺伝子(A=黄色,a=緑色のBB弾,それぞれ10個入り)

●方 法
(1)花粉用と卵細胞用のフィルムケースには,黄色
と緑色のBB弾がそれぞれ10個ずつ入っています.
(2)花粉用のフィルムケースをよく振って,遺伝子を1つだけ取り出します.
同じようにして,卵細胞用のフィルムケースからも1つ取り出します.下の表に遺伝子の記号A,aを記入し,その遺伝子の組合せでは,子葉の色が何色になるか判断しましょう.
 ※BB弾は,色を確かめたら,元のフィルムケースに戻します.
 ※1度に2個出てしまったときは,入れてやり直しましょう.
【例】花粉→A,卵細胞→aなら,Aaとなるので,子葉の色は黄色.

フィルムケースにBB弾が10個ずつ入っています.振って緑が出れば,aということになります.
 

各班のを合わせると,3.1:1になりました.


Bコース サイコロで,かけ合わせてみよう.
●用意するもの  おしべの花粉用サイコロ,めしべの卵細胞用サイコロ

●方 法     ※2人で実習し,1人ずつサイコロを振りましょう.
  サイコロの目が偶数ならA,奇数ならaにします.
(1)花粉用のサイコロを振り,A=黄色か,a=緑色かを見ます.同じように,卵細胞用のサイコロでやってみます.
(2)表に記入し,子葉が何色になるか判断しましょう.
【例】花粉→A,卵細胞→aなら,Aaとなるので,子葉の色は黄色.

 


Cコース パソコンで,かけ合わてみよう.
 パソコンの台数に限りがあるので,何人かでいっしょにやって記録しましょう.
※調べる形質は,「種子の形」と「さやの色」の2種類あります.
 とりあえず,「種子の形」でやってみましょう.種子の形は,まるが優性です.

@自分がやったときの結果  調べた種子の総数=(   )個
 丸い種子=(   )個  しわの種子=(   )個   丸:しわ=(  ):(  )=約(  ):1

 画像は1998年撮影


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