土の中の鉱物を観察しよう
畑や庭の土,旅先でとってきた砂や土を洗って,中に入っている鉱物を観察しよう.
●用意するもの
畑や庭の土(関東ロームなど),旅先でとってきた砂や土,
蒸発皿またはシャーレ(浅いプリンカップでも代用できる.1人1個),双眼実体顕微鏡または顕微鏡
蓮田中学校裏の露頭
上の層は黒っぽい 下の層は明るい茶色で縦にひび
●方法
1 砂や土を蒸発皿に少し入れます.土は,少ない方が早く終わります.
2 水を加えて,指でよくすりつぶします.コツは,底にこすりつける感じです.
3 鉱物の粒が流れないように注意して,にごり水をバケツ,植木鉢などに捨てます.
これは土が多すぎ.この半分以下でよい.
4 水を加え,水が濁らなくなるまで,くりかえし洗います.
5 水がにごらなくなったら,水を捨てて,顕微鏡で観察してスケッチします.
きれいなのがあったら,顕微鏡カメラでみんなに見せてあげましょう.
●きれいな鉱物を観察するコツ
1 ただかき混ぜているだけではダメ.指の腹で,底に押しつけるようにごりごりとこする.
2 こするときは水は少なくした方がよい.水を足しながら手についたのを洗い落とし,水を捨てる.
3 顕微鏡は下からの光だけでなく,上から光をあてると色がきれいに見える.
●観察例
抹茶色のは輝石(きせき)
下からの光だけ.これは逆光で見ている状態である.
上から白熱灯で照らした
同じものでも,こんなに見え方が違う.
透明なのは斜長石?