簡易丸形燃料電池

選択理科などで,生徒実験が可能な簡易燃料電池キット.
発展的な学習や「ものづくり」として,あるいは,小学生,中学生の自由研究にも使える.

■セットに入っている部品
1 丸形水槽(直径10cm高さ6cm)         1個
2 上蓋(空気孔・電極校2ヶ所穴明け済み)   1枚
3 イオン流通孔付き集気管             2本
5 備長炭(直径1.8cm長さ3.5cm程度)      2本
6 ステンレス                      2本
7 銅板・亜鉛板                   各1枚
8 ゴム栓(赤・黒)                  各1個

入手先……太陽科学有限会社   問い合わせは中筋千年さんへ
(できるだけ安くして学校でより多く使えるよう,教材会社のカタログには載せず,メール等で直接販売とのこと)


■備長炭をこのようにセットして電極として使用する.
備長炭はとても硬いので,あらかじめ大きさがそろえてあるのは便利.



■気体を集めるためのアクリル管(集気管)をはめた電極

この電極を使って電流を流し,発生した気体を確認することができる.(電気分解の実験)
下部にある切り込みの向きを変えると,電気分解や燃料電池の効率がどう変わるかという実験もできる.



■ゴム栓にアクリル管をはめたところ(燃料電池として実験するにはこの方が性能がよい)

このアクリル管は,電極を固定するために用いている.


■燃料電池としてセットしたところ(丸い水槽が,レンズのはたらきをして電極のようすがよく見える)

この状態で,電流を流して電気分解を行う.
そのあと,電源をはずして,電子メロディーやソーラーモーターをつないでみる.

電子メロディは,赤いコードを+につなぐと鳴る.
+−が逆だと鳴らないので,どちらの極が+になっているかを確認できる..



★探究活動……いろいろ考えて実験することができる
・水溶液の種類を変えたらどうなる?
・同じ種類の水溶液で,濃度を変えたらどうなる?
・温度は影響するか?

そのほか,いろいろな条件を変えて,電池の性能がどう変わるか調べることができる.


★燃料電池以外に,通常の化学電池の実験も行える

■備長炭と亜鉛板で電池をつくって実験


■備長炭電池作り