かがく Vol.21 No.4 2002.4.17
お金は,何でできている?
日本の硬貨は1円玉以外はみんな銅の合金で5円玉は黄銅、50円、100円は白銅、500円は
ニッケル黄銅といいます。10円玉はほとんど銅です。詳しい成分は、以下のとおりです。
500円 銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%
100円 銅75%、ニッケル25%
50円 銅75%、ニッケル25%
10円 銅95%、亜鉛4〜3%、スズ1〜2%
5円 銅60〜70%、亜鉛40〜30%
1円 アルミニウム100%
【出 典】
造幣局 https://www.mint.go.jp/operations/production/operations_coin_presently-minted.html
■磁石についてもっと知りたい人は,
「データベース > 磁石豆知識」に、こんな話が載っています。
磁石の語源
中国の慈州(現在の河北省磁県)には天然の磁石である磁鉄鉱の産地がありました。この石が鉄を吸寄せる不思議な力を見た昔の中国の人は、まるで慈悲深いお母さんがわが子を招き寄せて慈しむ姿のようだと「慈石」と名付けました。これが「磁石」の由来といわれています。
「マグネット」の語源は古く紀元前3000年頃まで遡ります。ギリシャのマグネシア地方でも磁鉄鉱が採掘されました。最初は地名にちなんで「マグネス」と呼ばれますが、後に「マグネット」になったといわれています。ちなみに「マグネット」は英語でMAGNETと書き、ドイツ語でもスペルは全く同じで「マグネート」と発音します。 名前の由来とされているお話をもう一つ・・・
昔「マグネス」という羊飼いの少年がいました。先っぽに鉄が付いた杖を持って歩いていると、吸寄せる不思議な石を見つけました。これが磁石と人との初めての出会いで、少年の名前「マグネス」から「マグネット」と呼ばれるようになったという説もあります。これ以外にも名前の由来には諸説があります。あなたはどの説を信じますか?