魚は何を食べている
●用意するもの
サンマやアジなどの魚,煮干し(できるだけ大きいもの),顕微鏡,双眼実態顕微鏡
※煮干しより,生の魚の方が観察しやすい.
写真はすべて1998年10月撮影
●方 法……以下に示すのは煮干しの場合
(1)煮干し(カタクチイワシ)をお湯に入れ,10分くらい煮ます.
(2)おなかを開き,腸を取り出します.
(3)腸をスライドガラスの上にのせ,カミソリで縦にさくように切ります.
(4)水を1滴たらし,なかみを水中に出します.
(5)腸の壁をピンセットでつまんで取り除き,カバーガラスをかけて観察します.
食べていたものが見えたら,スケッチしておこう.
■魚の胃から,うろこが出てくる.ほかの魚を食べていたことがわかる.
アジの胃から出てきたうろこを顕微鏡で見ると,とげが見えた.
煮干し(カタクチイワシ)の内臓から出てきたうろこ.さらに小さな魚を食べていることがわかる.
魚の世界は食う食われるの厳しい関係があることがわかる.
■参考文献 岩波洋造『絵をみてできる生物実験』(講談社サイエンティフィック,188ページ)