日食の観察

日食は,昼間観察できる数少ない天体現象である.ただし,日本で見られる日食は数年に一度と,チャンスが少ないので,ぜひ,学年や理科授業に関係なく,生徒たちに情報を与え一緒に観察したい.
欠けた太陽は,きっと生徒の心に残るはずである.

今回,2002年6月11日に観察した部分日食(インドネシア東方から太平洋上,メキシコまでの帯状の地帯では,金環食)の写真を暫定的に公開する.画像は出展を明らかにした上でしたら授業でお使いになってかまいません.

■撮影条件 デジタルカメラ:カシオQV-2900UX 32倍ズーム(光学8倍,デジタル4倍) 露出:-2.0
         フィルター:ND400+ND4をレンズ前に手持ち
         今回あえて,未修整画像をUPします.デジカメでここまで撮影できるのです.
         ただし,今回は曇っていたのが逆に幸いしています.晴れていたら,露出オーバーです.
【注意】今回使用したフィルターは日食用の専門のものです.このようなフィルターなしでデジカメを太陽に向けると,CCDが壊れて使えなくなります.

7時35分


7時40分(食,最大) 雲がフィルターの役目をして,黒点まで写っている.


7時41分 雲から出ると,このように露出オーバーになってしまう.黒点が写っていない.


7時45分


8時02分 このあとは,雲に入ってしまいました.


■鏡を使って,隣の校舎に太陽を映してみよう! 欠けた太陽が映ります.
  ふだんなら,丸い太陽が映ります.(鏡の形には関係なく)
 

■太陽を見るときは,専用のフィルターを! 黒い下じきは,赤外線は通過しているので危険です.
これは,日食の際,天体望遠鏡につける特殊フィルターです.

そのほかのフィルター,観察方法については,後日UPします.